Philosophy
季節の移り変わりによって大きく変化する北海道の光環境。
そこで培った経験で、土地、場所の特性を読み取り、建築からランドスケープ、さらにその先の自然・都市環境まで、連続した光と暗さのあり方を考えます。
国内外での経験と知見を生かし、地域や文化の違いを超えて、それぞれの場所 にふさわしい光のあり方を追求します。
Approach
気候を含めたその土地の特性、周辺の自然や文化、そこで過ごす人々の体験を読み解くことからデザインを始めます。
屋内からこぼれる光はランドスケープの光景の一部になり、敷地は自然やまちの一部でもあります。屋内外をひとつながりのものとして捉え、空間全体の光環境を設計します。
光は、足すほどよくなるものではありません。何を照らし、何を照らさないかを見極めることで、少ないエネルギーで、心身や一日のリズムに寄り添う光を目指します。光は前面に出すぎず、主役である建築や自然の素材感と佇まいを引き出します。
自然の中の闇や、積雪地では雪面の反射まで考慮して設計し、季節の制約も創造性の機会にします。

遠藤 香織
照明デザイナー・代表
北海道生まれ
2002-2006 照明デザイン事務所・ワークテクト勤務(東京)
2007 スウェーデン渡航
王立工科大学・建築照明デザイン科大学院修了
その後、ストックホルムの照明デザイン事務所と都市計画コンサルタント会社にて、都市計画や屋外公共空間の照明計画に携わる。
2014 帰国、KELD設立 (札幌)
建築照明デザインの認知が限られていた北海道において、
その可能性を広めるべく独立。自然豊かな環境での照明計画に携わる。
2026 メルボルン大学 環境学科大学院 (準修士) 修了
サステナブル建築、都市環境やサーキュラーエコノミーなど、持続可能な環境づくりに関する専門性を培う。
Background
北海道で、移ろう四季と自然の中の光が、ものの見え方に影響することを感じて育ちました。
移住先のスウェーデンは気候は故郷と似ていましたが、自然光が一番大きく違うことに気づきました。
夏と冬で極端に日照状況の変わる国では人々の生活、健康、感情や美感にさえも光が大きく影響するのを実感しました。そこでは、皆が光の重要性を直観的に理解しています。暗くて寒い冬には温かなあかりが欠かせません。
これらの体験が、光のデザインの原点となっています。